PWA、ウェイブチャンピオンになったビクターにインタビュー

ビクターのタイトル獲得への軌跡
今年のツアー初戦とテネリフェで勝利を重ねるも、その後2つの大会が風に恵まれずキャンセルに。さらにシルトの大会でアレックスが勝利し、年間タイトルの行方は最終戦のマウイに持ち越された。アレックスがビクター以上で良い成績を残した場合はタイトルを取れない可能性があるという状況で迎えた最終戦だった。

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インタビュー
PWA:正式にワールドチャンピオンになってから数日が経ち、今回は二度目のチャンピオンです。落ち着きましたか?またどう感じますか?
VF:素晴らしいです。ここにたどり着くまでは大変な道のりで、長い時間がかかりました。風がない大会が2つあったので待つ時間が長かったです。年の始めは僕にとって素晴らしいもので、ポッゾ、テネリフェでうまく運びました。ここマウイでの初日は、波がとても大きくとてもトリッキーで、僕のヒートはロックして終わるというひどいものでした。そしてそれは僕のヒートが終わり、シングルでのチャンスが消えたという意味でした。
ダブルでは少しマシにセイリングできたと感じましたが、僕の3つ目のヒートでは、コンディションと自分がシンクロしていない感じで、全てを発揮出来る波を見つけることができず、そのヒートでルーザースを終えることになってしまいました。でも助かったのはアレックスの結果がすぐに出たので、あまり待たずにタイトルを獲得できたのです。

PWA:二度目のワールドタイトルは最初の時と違いますか?
VF:どの年も簡単な年はないと思います。僕がトップに立ったのは6年前ですが、最初のものは常にいつも特別に感じると思います。タイトルを取る前は手に届くところに二度来ていたのに逃していたからです。
今回はマウイで表彰されるという点が独特です。マウイはウインドサーフィンのホームだからです。年の最後の大会で、現在最高のセイラーと若い才能、このスポーツのレジェンドといった48名が集う大会での表彰です。

PWA:2010年に最初のタイトルと取ってから、トップ10に入らなかったことはありませんが、もう一度タイトルを獲得するには及びませんでした。今年は何か違ったアプローチをしたのでしょうか?
VF:このシーズンは事前の準備ができていたと思います。ここ4年は冬の間、マウイで長い時間を過ごし、総合的なセイリングがとても向上しました。カイホフと一緒に過ごす時間が長く、彼は僕がセイルのチューニングをする時間を作ってくれたし、クラアスやファナティックチームのテストもありました。マウイで冬を過ごすということは、海に出る時間が長いということです。さらにジムが近くにあり、健康的なものを食べ、早く寝るという、普段のトレーニングプログラムもやりやすい環境になります。健康的なルーティーンをこなすことでメンタルが落ち着き、海上での自分のレベルを向上させることができたということが年の終わりまでには大きな違いとなって現れ、それが成功と失敗の差となったのだと思う。

PWA:今年のアロハクラシックのコンディションは波が巨大でかなりエクストリームでした。ホキパのコンディションがあのような時、セイリングするのはどんなでしたか?
VF:とても難しいです。正直言うと、あのサイズの波に乗る準備が100%できていなかったように感じます。世界最高の人と一緒に多くの時間セイリングしてきて、よく知るポイントと感じていました。でもあのコンディションはエクストリーム過ぎて多くの人が乗ったことがないコンディションだったので、気持ちが前向きになっていなければあそこでパフォーマンスすることは難しいものです。波は常に大きかったし、ほぼ100%チャンネルもクローズしていたので、アウトに出て行くことさえ難しかったのです。またトライしても常にどのくらいのリスクを負うのが計算していなければなりません。ロックしてしまえば、ヒートはほぼ終わりです。それがワールドツアーであり、そのために全てを準備し勝つために調子を整えなければならないのです。

PWA:戦っている時、常に冷静にいるように見えますが、ヒートで負けた時に起こったり苛立ったりすることはありますか?
VF:もちろん、負けたらハッピーなことはありませんが、僕が全てを出しきり他の選手が僕より上手くセイリングしたのであれば、僕は負けても大丈夫です。自分自身に負けたわけではないので。ご存知のように長い事大会に出ているので、幾つか痛みを伴うほどの敗戦と幾つもの嬉しい勝利を経験してきました。大会とはそんなものです。その日は誰かにとって特別な日になったり、0.01ポイント差で負けたり、でもそうやって大会は成り立っているのです。今週はウェイブライディングの2ピックアップなので、それぞれのヒートはとても接戦となり、これほどレベルの高い中では間違いが許されない状況なのです。

PWA:子供の頃、何になりたいと思っていましたか?
VF:僕は常にウインドサーフィンのプロになりたいと思っていました。だから今は夢の中で生きているのです。

原文http://www.pwaworldtour.com/より抜粋和訳